30. 車窓からの秋景色
今が真冬のニュージーランドですが、今回は3ヶ月前、2008年4月に撮影していた秋の景色をご紹介します。この日は、ロトルアからワイトモ洞窟へ団体客のご案内でした。
ランチが終わってお客さんとお別れし、帰路はバスの乗客となりましたので、パチパチ写真撮影をしました。

ワイトモからロトルアへの移動です。
走行距離は180km程でしょうか。
大型バスの車窓からですので、少し高い視点になります。
バスは幹線道路を外れて、のどかな裏道を通りました。
少し起伏のある牧場風景、ワイカト川の風景、山を越えてロトルアに入る行程です。
今日は、ドライブ気分で軽く行きましょう!

ニュージーランドの4月は、日本では10月です。
今年は暑い夏が長く続きましたので、この日もワイシャツだけで十分な気温でした。
牧草は青々茂っていますが、この状態は冬でも変わりません。
ニュージーランド最大の酪農地帯「ワイカト地方」を通りますので、牛の方がたくさんいるように感じられます。

ワイトモを離れて、10km程の地点。
太陽を背にして、南に向かう景色です。
牧草が少し茶色に枯れていますが、これは日差しが強すぎたせいです。
冬に枯れない牧草ですが、夏の日照りで枯れてしまう事があります。
水まきをしていた所としていない所で、色に違いが出てきます。

この茶色は、刈り入れの終わったトウモロコシ畑です。
夏にいらっしゃれば、延々と続くトウモロコシ畑の様子をご覧になれます。

キヒキヒという町の手前を東に曲がり、しばらく進むと起伏に富んだ地形に変わります。
遠くの山脈のずっと向こうがロトルアです。
黒く点々と見えるのは牛たちですよ。

しばらくアップダウンを繰り返して、ワイカト川に合流します。
ワイトモを出ておよそ70km程。
ワイカト川沿いで一番古いダム、アラプニ・ダムの上を渡っていきます。
静かなダム湖の水面が、鏡のように景色を映し出しています。
バスの窓越しでなければ、もっと綺麗に見られますよ!

この日のバス運転手は、とてもサービス精神旺盛な人で、通常大型バスは通らない道を進みました。
のどかな牧場風景をしばらく走ります。
小さくて分かりにくいですが、やっと羊の登場です。

ワイカト川に再び合流しました。
北に向かっていますから、西を向いて日差しが少し入り込んできています。
ぽかぽか陽気ですけど、うとうと寝ている暇はありませんよ!

真ん中遠くに見えるのは、ワイカト川に架かる橋です。
ぽっかぽか通信バックナンバー
23. ティラウ・カラピロ・ケンブリッジ(2/2)にご紹介している景色が、向こう側からこちらに向かって撮影したものなんですよ。
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そして、しばらく走って、ティラウの町に入ります。
お馴染み、羊飼いと牧羊犬、そして羊が出迎えてくれます。
この日は、ここで一休みでした。


さぁ、あと60km、ロトルアに向けて出発です。


しばらく牧草地帯が続きます。
こんな高い丘の上に、牛たちがいるんですよ。
さぞかし眺め良いでしょうね!

こんな斜面にも牛がたくさん。
毎日こういう場所を運動してますから、乳牛は健康いっぱい美味しいミルク、肉牛は脂身の少ない締まった肉になります。
そろそろ道は峠越えになります。
カイマイ・ママク森林公園を通って、ロトルアへ入っていきます。

「森のトンネル」−フィッツ・ジェラルドの森を抜けると、森林地帯に入る手前に、鹿牧場があります。
こちらに見えているのは、イギリスから持ち込まれたレッド・ディア(赤鹿)です。
この辺りの森の景色も綺麗なのですが、そのご紹介はまた別の機会にいたします。
峠を越えて、ロトルアに入る直前、周りは火山活動により出来た、「ぼこぼこ」こぶだらけの一帯になります。

正面のこぶを見ると、半分に削れています。
こぶの中にある岩盤、上に積もった土、そして木の生えている様子が見える面白い場所です。
この写真は、今までご紹介した写真の1週間後に撮った写真ですから、天気が少し違っています。
下の写真も同じ日に撮ったものです。

ロトルアに入り、オヒネムツのマオリ村からロトルア湖を見下ろす景色です。
正面に見えている赤い屋根は、マオリの集会所「マラエ」。
その右手の建物は、セント・フェイス・チャーチ(教会)「St. Faith's Church」。

ドライブはいかがでしたか?
休憩無しならこの行程で2時間程。半日かければ、寄り道たくさんのドライブ旅行になります。
これだけの区間でも変化に富んだ景色で楽しませてくれますね。
いつでも遊びに来てください!
