いい旅・夢Kiwi スカイキウィ
2004年
6月11日号
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ぽっかぽか通信
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10. コロマンデル --その2-- (1/2)

テームズからコロマンデルの町までの区間、道路は半島の西側、オークランドとの間に挟まれたハウラキ湾沿いを進んで行きます。

コロマンデル山脈によって半島は左右、西と東に分けられていますから、横断するのはなかなか大変な事。テームズからコロマンデルの区間中、横断する道路は2本ありますが、いずれも未舗装路。それはもう、ワイルドなドライブになります!

太陽は北側を回る南半球のNZですけれども、東から昇って西に沈むのはもちろんどこも一緒です(たまに、本当ですか!?って質問する方もいらっしゃいますが;;)。
コロマンデル山脈によって、午前中太陽がさえぎられ、場所によってはしばらく日陰が続く場合もあります。つまり、ここを走行するベストな時間帯は午後という事になります。
しかし日程によっては、午前中に通るしか無い場合も多いですが、それでも安心です。前回「その1」でご紹介したように、途中の海岸線では日の差し込むところもあり、景色を十分堪能する事が出来ます。

ご覧のように街灯もなく、ガードレールが無い場所も多いですが、夜に走る訳ではありません!
綺麗な自然の様子そのままを見ながらドライブする事が出来ます。
海岸線の樹木の多くは、ニュージーランド・クリスマスツリーとも呼ばれる、ポフツカワ・ツリーです。
クリスマスの時期には、赤い花で満開の下を縫うようにドライブ!なんて事も楽しめます。


1/3程走った地点、テームズから19kmの所に、Tapu(タプ)と呼ばれる小さな町(集落)あります。ここが一つ目の横断路。タプから、東側のCoroglen(コログレン)までが未舗装路の山越え道で結ばれています。
タプを少し入った地点に、Rapaura Watergardens という、野趣あふれる自然庭園があります。「天国への7つの階段」と呼ばれる階段状の滝まで、自然の景色と上手く調和された庭園や山道を歩く、ちょっとした観光地です。私も8年前(1996年)に一度訪れただけですが、時間が取れれば、是非また様子を見てみたい場所の一つです。

さて、しばらく走ると海岸線のドライブがやがて終わり、道は右、東側に向かい、山道を登っていきます。右上の地図でいうと、左側・25号線サインの場所辺り。
「これを歩いて登ったらどうなるんだろう?車で良かったぁ」と、ぐんぐん上がる標高とともに、運転手以外は周りをきょろきょろ。

そして、峠に到着。
今まで横目に眺めていたハウラキ湾を一望する事が出来ます。

牧場と海の見事なコントラスト。
言われなくても、ここでは皆、周りをうろうろ、写真撮影に大忙しとなります!

深呼吸して気分も爽快。
いつもこんなに晴れてくれたら言う事ないんですけどね・・・・・。



牛も木陰で一休み。
いっつもこんな良い景色を眺めながら、何を考えてるんでしょうね?








峠からは、北東方向・コロマンデルの町方向も見渡せます。
右の写真、すぐ後ろに見えているのは、 Manaia Harbourになります。さらにもう一つの入り江の奥が、コロマンデル港になります。ちょっと入り組んだ地形に遮られて、町までの見通しは難しいですが、左を見ても右を見ても、記念撮影のポイントばかりです。上の2つの写真を撮影されたカメラ片手のご主人と、3人揃って満足顔でパチリ!

ここから先、コロマンデルの町までは下り坂を進みながらあと少しの所です。入り江には、マングローブがびっしりと群生している様子が見られます。
コロマンデルの町の手前に、二つ目の横断路、「309ロード」があります。
半島をやや右下(南東)方向に横切り、東側の代表的町・フィティアンガを少し下った集落、 Kaimarama へと向かう、やはり未舗装の横断路です。
同じ“ワイルド”な道路なら、先程の横断路よりも、この309ロードの方がコロマンデルの“野生”の姿を存分に楽しめます。コロマンデルの町に寄ってからでも利用できる距離なので、ワイルドマンにはお薦めの道路です!
天気さえ良ければ、比較的足場はしっかりした道路です。こちらでは「メタルロード」と呼んでいますが、雨の後などは掘れてガタガタになる場合もあります。
いずれにしろ、土煙で真っ白!てな事に。車がちょっとかわいそう・・・。なので、ここ数年この横断路は利用していません。
いつも利用する25号線の横断路も、私が初めてここを訪れた8年前(1996年)には、まだ未舗装区間も多かったので、この309ロードを通りました。
その時の写真があったので、ちょっとご紹介します。


今もこの様子はほとんど変わりません。
でも、、、右側の私はすっかり年を取りました・・・

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