いい旅・夢Kiwi スカイキウィ
2005年
12月13日号
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ぽっかぽか通信
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16. 薔薇の香り

バラの季節になりました。
ニュージーランドもバラ好きの人がたくさん。
湿度の低い気候のせいか、虫もつきにくく、育てやすいバラは、どの家の庭でも見かける事が出来ます。

ロトルアにはバラ園が2ヶ所あります。今回はその両方のご紹介と、もう一つ、オークランド・パーネルのローズガーデンの様子もご紹介します。

最初はロトルア・ガバメント・ガーデンのバラ園。
真ん中に見えているのは、第14号でご紹介した藤棚です。この写真は、バラの花を見るにはあまり良くないものですけど、前にご紹介した写真と、ほぼ同じ構図で撮ってみました。
10月に満開だった藤の花は終わり、その代わりにバラが咲き始めました。
右後ろに見えているのが、バス・ハウス(チューダー・タワー)です。
この日は週末でしたが、ウェディングのカップルとはタイミングが合わなかったようです。

たくさんのバラが、品種ごとに綺麗に手入れされ、植えられています。
これらは先月11月26日に撮影したものですが、昨日12月12日、小雨の中の夕方5時頃でも写真を撮りに訪れる方が何人かいらっしゃいました。
バラ園としてはこじんまりしたものですけど、誰でも気軽に立ち寄る、そんな生活に密着した楽しみ方が、ここニュージーランド、Kiwiスタイルとも言えるでしょう。

こちらはロトルア・フェントン・パークのバラ園です。市の中心部からメイン通り、フェントン・ストリートを南に2km程下った場所。ロトルア市内で一番豪華なモーターロッジ、「Regal Palms」の裏手に位置します。
ここは、周辺の宿泊施設に泊まってる観光客の方でも、特に注意をしていないと見落としてしまうような、そんなひっそりとしたたたずまいのバラ園です。

訪れる人は少なくても、手入れは同じくロトルア市によってきちんと行われています。
近くにある老人ホームのおじいちゃん・おばあちゃん達も気軽に散歩を楽しみにやってきます。
この付近は、もともとは第2次大戦中、NZ空軍の練習用飛行場でした。今は、住宅地、公園、ホテル・モーターロッジ等の宿泊施設が建ち並び、昔の飛行場の面影はまったくありません。


最後にご紹介するのは、オークランド・パーネルのバラ園です。
おしゃれな店やレストランが並ぶパーネル通りは、観光客のみならず、地元オークランダー(オークランド市民)にも人気の場所ですが、そのパーネル通りからは少し離れた場所に位置しています。
タマキ・ドライブに挟まれたJudges Bayのすぐ上に位置し、港の眺めもとても綺麗な場所です。
約4,500本のバラの他にも、小さな庭園や何本もの大木(たいぼく)が大勢の人を楽しませてくれています。

「パーネルズ・オン・ザ・ローズ・ガーデン」と呼ばれる1912年建造の雰囲気ある建物(写真の右側、木で少し隠れている家)は、内装もモダンに改装され、各種パーティー、コンサート、そして披露宴会場として、とても人気の場所になっています。
ロトルアのガバメント・ガーデンもそうですが、こちらNZの人たちは、カジュアルな「ガーデン・ウェディング」スタイルが大好きです。
庭園の他、ワイナリーでも結婚披露宴がよく行われます。


ついでにもう一つ。我が家のバラです。
こんなに自由奔放に育ってしまいました。
紐で誘導してるのですが、柵を伝わらずにあっちこっちに花を咲かせています。
どう剪定してよいのか分からないので、咲くままに任せてます・・・。
どなたか教えてくださいね。


右手は、先月植えたバラです。
元気に育って、来年も綺麗な黄色い花をたくさん見せてくれるでしょうか!


そんな所で、今回のぽっかぽか通信はこの辺で。
実は、今回の話題、あまり、筆、じゃなくてキーボードを叩くスピードが振るいませんでした。
「ぽっかぽか」のご本家、ドラマ「ぽっかぽか3」第8週第5話にて、鶴見さん曰く、
『バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても、美しい香りはそのまま』。
な〜んて、実は、シェイクスピアによる、ジュリエットの名ゼリフですけど・・・。
だから何だと言う訳ではありませんが・・・、どうもバラを前にすると、全てが色褪せてしまいます。
香りをお届けする事は出来ませんが、後はフォトアルバムページに任せる事とします。
しかし写真とて、バラの魅力をお伝えする事はなかなか・・・。
うーん、薔薇の香りは遥か遠くに・・・。


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