3. ベイ・オブ・アイランズ旅行記2 (2/2)

そう、こんなに強行軍をして見に来た、「森の神」タネ・マフタ(Tane Mahuta)。推定2,000歳、高さ51.5m、幹の周囲13.8m、NZ最大のカウリの木です。
何でも一番は良いもんです。ここは触ってあやかりたいところ・・・。でも近くには寄れません。根っこを保護するために作られたプラットフォームから眺めるだけです。
そうそう、この場所はワイポウア・カウリフォレスト(Waipoua Kauri Forest)。国道12号線沿い。もう西海岸までは目と鼻の距離です。
ここまで約3時間。ロスタイムを考えると、なかなか良い成績ですが、それにしてもこんなに狭いノースランドなのに、地図以上の広さを実感するNZです。

この辺り一帯はカウリ・コーストと呼ばれ、カウリの森の中をトレッキングコースが綺麗に整備されています。
今回は車で良い所だけのつまみ食い。
この場所は四姉妹(Four Sisters)。ジャズファンならちょっとにやっとしそうです。名前の通り、4本のカウリの木が仲良く(?)寄り添っていました。でも、ここは「北国」。細雪は降りませんね!
ビジターセンターでお土産を買った後、10日にも通ったファンガレイへと向かいます。何しろぶらり旅。最初はこんなに大回りをして帰ると思いませんでしたから、ファンガレイでのお楽しみを後回しにしてしまったんです。そのため、国道12号線を真っ直ぐ下れば早く帰れるところを、車はまた西から東へ横断です。最短距離で移動!とばかりに、地図を探して近道の峠越えコース。

雲行きも怪しくなり、今にもがけ崩れを起こしそうな頼りなさそうな砂利道。どうも楽しんでいたのは私だけのようで・・・、今までの和やかな雰囲気がお空のようにどんよりと。。。ここは、牛さんに免じて許してください!
この牛、車を止めてカメラを向けたら急にむくっと起き上がってきましたので、慌てて逃げました!

再びファンガレイに到着。
ここで尋ねた場所は、カウリ・クロックの店。カウリをベースにした掛け時計や置時計が所狭しと工場を兼ねた店内に飾られています。皆でじっくりお土産を吟味。私も3年前、ここで両親に時計を購入しました。
店を出発したのがおよそ5時前。
ここからロトルアを目指して国道1号線を南下です。
オークランドを過ぎたところのドライブインにて夕食を。ちょうどディナータイムという事もあり、Kiwi(ニュージーランド人)達で店はにぎわっていました。
乾杯したいところですが、ここはドライブイン!それは無理です。
9時半頃ロトルアに到着。約12時間の長旅お疲れさまでした!
ゆっくりと休んで、翌日からいよいよロトルア観光です。
今回ご夫婦はNZ5回目という事もあり、計画も本当に「ぶらり旅」としていました。オークランド-ロトルア間についても予定通りの夜間走行でした。
もしNZ初めての方でしたら、ここはオークランド滞在が順当なところです。
限られた日程、今回の旅行では今までご覧になったことのない、ロトルア周辺の知られざる場所にお連れする事をメインとしたからなんです。
この様子は、またの機会にご紹介します。
では、ベイ・オブ・アイランズ旅行記、これにて終了です。
ありがとうございました。
尚、最新式デジカメ写真を提供してくださったご主人に感謝いたします!
