29(2/3) アグロドーム・シープショー紹介
ショー・マンの口笛一発で、「ストロング・アイ・ヘディング・ドッグ」が音もなくステージ上に現れました。
まるで忍者のようです!
この牧羊犬は、ショーの後に行われる「ドッグ・トライアル」でも活躍します。
吠えることなく、「強い(ストロング)-目(アイ)」でにらみつけて追い立てます。

「ストロング・アイににらみつけられると、猛獣もすくみ上がってしまいます。」
「どんな威力か、これから試しにお見せしましょう!」と、ステージ下手の扉に手をかけ、ストロング・アイもスタンバイ。
さあ、どんな猛獣が登場するのか?

グワァ・グワァ・グワァ・・・・・。
アヒルさんの登場です!
おっと、アヒルもストロング・アイに気がつき、口の動きも止まりました・・・。

会場からも笑い声と拍手です。
でもこれ、実は真面目なアトラクションでもあるんですよ。
牧羊犬も、いきなりベテランになる訳ではありません。子犬で習い始めの頃は、何倍も大きい羊を目の前に、自分の方がすくんでしまいます。
そこで、最初の練習相手が「アヒルさん」なんです!

ショー・マンの指示通りにアヒルを追い立てます。
対象が自分とショー・マン(牧羊夫)の間に入るように、素早く動いて位置取りをしています。
賢いですよね!
そしてまた下手へと誘導し、アヒルさん達は退場しました。


ストロング・アイと違い、ワンワン賑やかにハンタウェイが登場しました。
ステージに駆け上がり、ショー・マンの脇に付いても顔を見ながらずっと吠えて何かしゃべってます。

口笛の命令一つで、座ったり立ったり、吠えるのをやめて(不満そうに)クゥーと小声で唸ってみたり・・・・・!
ずーっとショー・マンの顔を見つめながら、ひたすら従順で可愛いワンちゃんです。

ステージ上手側の、刈り取った羊毛置き場の上に立ち、「戻れ」の命令をワンワン吠えながら待っているところです。
それにしても、ストロング・アイと違って、ちっともじっとしていません!
ステージに戻り、「大きな声で吠えろ」の命令通り、ワンワン吠えまくるハンタウェイです。

これだけ賑やかに吠えているんです。さぞかし羊たちは、びっくり怖がって起きている事でしょう?
なんて思いと裏腹に、ご覧のように羊たちは「我関せず」、気持ち良さそうにお昼寝中です。

ショー・マンのシェーンも思わず苦笑い。
ワンちゃんもがっかり?
特に前列真ん中2匹!
熟睡中のようですね・・・・。

「おーい、これはショービジネスなんだぞ#」
「ちゃんと仕事しろー!」
と、杖を使って羊たちを順番に起こしていきます。
ワンちゃんも一緒にお手伝い。

ぐっすりお休み中の2匹は、角を叩いて起こします。
でも、脳みそに刺激が伝わるまで、しばらくかかります・・・。
その間に他の羊を・・・。
何しろ、もっと手のかかりそうなのもいますから。

上の段では、こんなに気持ち良さそうに寝ています。
顎を乗せて、スヤスヤ。
ぐいぐい杖で押して・・・、やっとここまで起きました。


御大メリノは、目を開けていますが立ちません。
さすが大物です・・・。
ぐりぐり、
ぐりぐり・・・。
まだまだ・・・。

ぐりぐり、
ぐりぐり・・・。
ようやく重い腰を上げたようです。

やっとメリノは起きましたが、まだこちらはお休み中。
角から脳みそに刺激が伝わっていないようです。
「起きないとバーベキューにするぞー!」と、ぐりぐり杖で押して・・・。

やっと起きてくれました!
シェーン君、お疲れ様でした。


さて、主役達が全員起きたところで、ハンタウェイに命令を出します。

命令を聞いて、一目散にすっ飛んでいったところは、羊の背中の上です!
ワンワン吠えながら、ステージ上、羊の上を駆け回ります。


メリノの背中をいったん通り越し・・・
さらに走ります!

別角度からの様子です。
ハンタウェイも元気いっぱい、迫力満点です。

新たに2匹のハンタウェイも加わりました。
3匹、ワンワン大合唱で、ステージ狭しと駆け回ります。

そして、3匹が中央の羊の背中に座って・・・。

お見事!
アグロドーム自慢のハンタウェイ達による、見事なショーの様子でした。

